歯周病の治療の解説
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歯周病の治療
歯周病の治療
歯周病治療の流れ
歯周病になっているのかどうやって検査するのでしょうか?
次にあげる方法で歯周組織を検査していきます。
歯周病の検査
プロービング:歯肉溝に歯周ポケットの深さを測る細い器具をいれていくことをいいます。歯周ポケットの深さを測ったり、歯石がどこについているかを確認します。
出血:プロービングしていくと炎症を起こしている歯肉からは出血がみられます。
歯の動揺:歯槽骨が溶けだしていると歯は動揺します。
レントゲン写真:歯槽骨の溶けている部分や歯石の付いている部分がわかります。
歯周病の治療
それではすでに歯周病になってしまった場合の治療法はどうやるのでしょうか?
今までみてきたように、歯周病は磨き残しや歯周ポケットの奥深くにまで付いてしまった歯石によって引きおこされます。つまり、その原因を取り除いてあげればいいのです。
この歯石を取り除く方法をスケーリング・ルートプレーニング(SRP)といいます。耳かきのような先の細いスケーラーと呼ばれる器具や、超音波の振動を利用して歯石を落としていく器具を使います。歯周ポケットの深さによっては器具を入れると痛みを伴うため、少し局所麻酔をして治療していきます。この処置をまとめて初期基本治療といいます。
スケーリング:歯にこびりついた歯石やプラークを取り除くこと。
ルートプレーニング:歯石やバイオフィルムによって汚れたセメント質を取り除き、表面をツルツルにして細菌の付きにくい環境にすること。
歯周外科
初期基本治療でも取りきれないほどの深いポケットの奥底に付いている歯石は、歯周外科手術で徹底的に取り除きます。歯石の付いている部分がよく見えるように歯肉を切って開き、奥底の歯石を取ります。歯肉剥離掻爬術(フラップ手術)といいます。
再生療法 - GTR法
スケーリング・ルートプレーニングが終了してもなお、歯周ポケットがとても深く残ってしまうくらい歯槽骨がすでに溶けてしまっているような場合、再生療法が適応となる場合があります。
GTR法:歯周病で大きくすり鉢のように歯槽骨が溶けてしまっているような場合、その上に膜をひきます。歯周組織のなかでは歯肉の治りが一番早いので、膜をひかないとすり鉢の形に歯肉が形作っていきます。しかし膜をひくことで歯肉の進入を防ぎ、歯槽骨やセメント質などのできるスペースができるのです。
再生療法 - エムドゲイン
エムドゲイン:GTRの膜のかわりに歯周組織の再生を促すようなタンパク質のジェルを塗布します。この再生療法は保険適応外です。
★だれでも再生療法はできる?
しかしこれらの再生療法はすべての歯に適応するわけではありません。
あまりにもぐらぐらで手遅れの歯は、残念ですが抜かなければならないこともあります。その環境の悪い歯を残しておくことで、まだ残せる見込みのある近くの歯にまで悪い影響を及ぼしてしまう可能性があるからです。
再生療法が適応かどうか、その歯を残せるかどうかは専門の歯科医師に診断してもらいましょう。
歯肉移植術
歯肉が下がっていませんか?
強いブラッシング圧や硬い歯ブラシの使用で、歯肉下がってしまい、歯が長く見え、審美的に気になったり、知覚過敏が起きている方….
歯肉移植で改善が可能です。(歯肉移植術)
歯肉切除術
初期基本治療が終わっても歯肉の腫れが取りきれないほど、歯肉が肥厚してしまっている場合は、厚くなってしまった歯肉を切ってきれいに整形します。歯肉切除術といいます。
この歯肉の肥厚は歯周病の放置でおこりますが、抗てんかん薬や高血圧の薬でもおこる場合があります。
★保険治療では、歯周外科に入るまでに6か月ほどかかります。
当医院では・・・
お忙しい方、長い間歯周病でお悩みの方で早い治療をご希望の方は、保険外治療で個々にあった治療計画を御提案させていただいています。
上記記事は、
たけした歯科
東京都練馬区南田中3-1-12
TEL:03-3904-4180
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